こんにちは!自炊コーチの藤本裕子です
「わたしを取り戻し、わたしを生きる」ための
自炊をお伝えしています。
若いころによく読んでいた
大好きな作家、吉本ばななさんが
数年前
「「違うこと」をしないこと」
というエッセイ本を出版されました。
(とても可愛い装丁です♡)
「違うこと」とは
その人の生き方の中で
今ここでするべきではないこと
と定義されていて
本来の自分を生きるには
違うことをしないことが大切と
書かれています。
当時
やりたいことも
やらなければならないことも
たくさんあって
カラダがひとつじゃ回らないけど
どうしたらいいの?と
焦燥感に苛まれていた私に
その言葉はとても響きました。
あれもこれも
やろうとしていたけど
もしかしたら
私たち人間は
そんなに器用にできてない。
だから
いまやるべきことを見極めて
たとえそれが嫌なことであっても
丁寧に向き合う。
そういう意味だと受け取りました。

自炊をしていると
人参を茹ですぎた
魚を焦がしてしまった
炊飯器の電源を入れ忘れたなんてこと
誰にでもあると思います。
そういう時は
もしかしたら
メールをチェックしていて
タイミングを逃したり
ネットフリックスのドラマに夢中で
匂いの変化に気づかなかったり
何かを同時進行していた。
意識が少しだけ
料理から離れていたからでは
ありませんか。

もしできるなら
台所に立つときは
「いま」でなくてもいいこと
(違うこと)はやめてみる。
そして
「いま」やることだけをやってみる。
すると
そこには丁寧さと集中がうまれます。
唐揚げを丁寧に揚げたら
油跳ねが減った、とか
野菜を切ることに集中したら
スピードがあがった、とか
目の前のことに
ただ戻ってきただけなのに
アタマで考えていた
効率化や合理化とは違うかたちで
料理も気持ちも
いつのまにか整っていく。
そんな瞬間が見つかるはずです。