こんにちは!自炊コーチの藤本裕子です
「わたしを取り戻し、わたしを生きる」ための
自炊をお伝えしています。
以前、ブログで
書きましたが
料理にはあって自炊にはないもの。
それはゴールだと思います。
料理は
「これを作る」
(例えばビーフストロガノフを作る)
という目標を決めて
それを仕上げるところがゴールです。
材料や作り方もレシピに忠実に、
複雑で面倒な工程もはしょらず作る。
そうやって美味しい料理を楽しむ
もしくは誰かに食べてもらうところを
目指します。
だけど自炊は
お腹がすいて
どうしようもないから作る、
冷蔵庫のキャベツを
今日中に使い切りたいから作る、
というように
なんとかしなければ、が
きっかけになっているのではないでしょうか。

料理は目標達成型で
自炊は問題解決型と言い換えても
いいかもしれません。
自炊がしんどくなるのは
問題解決をしないといけないのに
目標達成の思考でやっているとき。
理想の状態ありきで
料理を始めると
高いレベルを求めてしまいます。
一度や二度ならできても
毎日続けるのはしんどい。
だけど
いま困っていることを
なんとかするために作ると考えたら
マイナスをゼロに戻すだけなので
無理や無駄のない動きができる。
同時に、
こんなにお腹がすくまで
なんで気づかなかったのだろう?
どうすれば
キャベツの使い忘れを防げる?と
問題解決を繰り返す中で
ノウハウやスキルも身につきます。
そうやって
いつの間にか
「できること」が積み重なっていく
それが自炊だと思います。
どんなことでもかまわない。
毎日の食事で感じる困りごとを
ひとつ解決するために
小さなことからはじめてみる。
外食するお金がもったいないと思うなら
「節約しながら満腹になる」
という問題解決をしてもいいし
いろんな野菜を食べたいのに
一人暮らしだと種類が偏ると思うなら
「具だくさんで毎日作れるもの」を
考えてみたらいい。
料理教室の生徒さんの中には
忙しい平日は
具だくさんの味噌汁とごはんで
乗り切ってます!とか
具だくさんの炊き込みご飯を
週末に冷凍しておいて
毎日お弁当に持っていってます!
というように
自分のライフスタイルにあわせて
できることを見つけている方は
少なくありません。
そうやって試行錯誤しているうちに
この食材の組み合わせで
お味噌汁を作ったら美味しいけど
この野菜を入れると
クタクタになってイマイチだな
と気づいたり、
同じ具材でも
炒めてから水を入れるのと
最初から水を入れて作るのでは
味が変わるんだなとわかったり。
「できること」をやっていくうちに
どんなノウハウよりも確実で
決して忘れることのない知識が
あなたの中に積み重なっていきます。
自炊の「できる」「できた」は
たいていとても地味なこと。
だから、気づかないうちに
「できていること」に囲まれている。
料理上手というゴールを
一直線に目指すのではなく
小さな「できること」の積み重ねで
核心に近づくやり方が
自炊の極意なのだと思います。